【コンパクト・プラス・ネットワーク】
コンパクト・プラス・ネットワークは、住宅や商業施設、医療・福祉施設などの生活サービス施設がまとまって立地し、住民が公共交通や徒歩などにより、これらの施設に容易にアクセスできるまちづくりの考え方です。
少子高齢化の進展や地域経済の低成長の中にあって、将来に渡って持続可能なまちづくりを進めるためには、既存の地域資源や各種ストックを活用し、地域間での連携により役割を分担しあい、効率的かつ効果的、しかも魅力が高いまちづくりとしていくことが必要です。
●事業を進めるうえでのポイントなど・都市が抱える課題の分析及び解決すべき課題の抽出
都市の現状と将来を展望し、市民の生活や経済活動を支える上で都市がどのような課題を抱えているのか分析することが重要になります。
・まちづくりの方針(ターゲット)の検討
どのような地域を目指すのかを、まちづくりに関わる皆さんが共有することが重要です。そのためには、目指す姿や目標ができるだけ具体的でわかりやすいことが大切です。
・目指すべき都市の骨格構造の検討
目指すまちづくりの姿や目標をまちづくりのパーツである、面的の配置として土地利用を、線的配置として道路や鉄道と水や緑のネットワークなどの軸を、さらに点の配置として公共公益施設や大規模建築物と公園・緑地などの拠点的施設を計画的に配置します。これら各階層(レイヤー)が、日常生活活動、産業・経済活動、余暇活動などのさまざまな都市活動の面で総合的に結びつくように心がけます。
・課題解決のための施策・誘導方針(ストーリー)の検討
まちづくりの担い手は、行政、企業、組織、団体、そして私たち市民など多岐にわたります。さまざまな担い手が迷うことのないよう共通の意識を持ち、分担し合ってまちづくりに取り組むには、具体的なまちづくりの方法、つまり事業、制度、施策、ルールなどを明らかにして共有することが大切になります。
●なぜコンパクトシティが必要なのか?
コンパクトシティの形成は、機能の集約と人口の集積により、まちの暮らしやすさの向上、中心部の商業などの再活性化や、道路などの公共施設の整備費用や各種の自治体の行政サービス費用の節約を図ることを目的としています。
▼▼業務実績一覧▼▼
【立地適正化計画】
立地適正化計画策定業務(R3 茨城町)
立地適正化計画策定業務(R2 常総市)
立地適正化計画策定業務(R1 笠間市)
立地適正化計画策定業務(H30 常陸太田市)