国土交通省は、建設現場の生産性向上を目指し、建設工事における測量、設計・施工計画、施工、検査の一連の工程において3次元データなどを活用する「i-Construction」の導入を進めています。こうした流れを受けて、当社でもＵＡＶによる空中撮影・3次元レーザー観測が行えるように機材を導入しています。
また、近年頻発する自然災害の初動調査での活用も行っています。

●新技術を用いた測量作業の効率化
ＵＡＶを用いての空中撮影では、地上での測量作業に比べ、短時間で広範囲のデータを取得することが可能となり、生産性の向上が見込まれます。また、人の立ち入りが困難な場所でも、写真・映像・データの取得が可能となります。

●生産性の向上と迅速な災害時への対応
ＵＡＶの活用は、測量を含む建設工事業務全体の生産性向上が期待でき、迅速なインフラ整備に繋がるものと考えられます。また、災害発生時には人が立ち入れない場所でも、写真・映像の撮影が可能となり、被災箇所の把握や被災規模の迅速な把握に役立ちます。

●建設DXの推進
建設DX （デジタルトランスフォーメーション）の取り組みは、建設生産プロセスにおいてICTの活用などによる抜本的な生産性向上を目指す「i-Construction」の推進や、老朽化が進む社会インフラの適切な維持管理と長寿命化に向け、センサー技術などを活用した「インフラモニタリング」の活用、コンピュータ上で作成した建物の3次元モデルを活用する「BIM/CIM」の導入促進など、これからの社会課題に対応した先進的な取り組みを後押ししています。

 

▼▼業務実績一覧▼▼

【三次元データ作成】
里川ICT起工三次元設計データ作成業務（R5 茨城県常陸太田工事事務所）
東関道水戸線測量業務2C8（ICT起工に係る三次元測量）（R3 国土交通省関東地方整備局常総国道事務所）
中丸川調節池ICT起工設計データ作成業務（R2 茨城県常陸大宮土木事務所）

【災害復旧調査】
水戸市道路災害査定設計業務（R1 水戸市）
水戸市城東市民運動場災害復旧測量及び設計業務（R1 水戸市）
茨城県管理河川等被災状況調査業務（R1 茨城県）

【VR・CG作成】
美浦村地区計画将来イメージ図作成業務（H30 美浦村）
大洗駅前広場イメージパース作成業務（H29 大洗町）
常陸太田駅東広場 景観図作成業務（H27 常陸太田市）
茨城大学水戸地区(文京２)環境整備計画パース作成業務（H22 国立大学法人茨城大学）
大子駅周辺完成予想図作成業務（H21 大子町）
道路計画に伴うＣＧ作成業務（H20 大洗町）