専門学生向け仕事体験を開催しました
2024年9月17日(火)から20日(金)の計4日間で専門学生向け仕事体験を開催しました。
この仕事体験は、建設コンサルタント業界や弊社の事業内容に興味を持つ学生を対象に、まちづくり全般に関する業務の一部を体験していただくプログラムです。
当日は、都内の工業系の専門学校から、土木・測量を専攻する2名の学生が来社し、「企画/計画分野」「設計分野」「測量・調査分野」の業務を体験していただきました。特に「測量・調査分野」「設計分野」は、現場での作業を行うなど、実践に近い体験をしていただきました。
《企画/計画分野》
「“理想のまち”について考えよう」をテーマに、担当社員とのワークショップを実施しました。地元の良い点・改善点を洗い出し、思い描く理想のまちの特徴は何かを考え、現在の居住地と地元をさまざまな観点で評価し、「どうすれば地元がさらに良くなるか」について考えていただきました。
普段何気なく生活している“まち”について、体系的に考える機会がなかなか無いからか、悩む場面もありましたが、担当社員からのフォローもあり、普段とは違った視点で“まち”をみることを楽しんでいただけたようでした。
《設計分野》
道路設計を行う上での基準や条件を理解しながら、道路の線形案を考えて作図するケーススタディを行っていただきました。地図に手書きで複数の案を作図し、担当社員よりフィードバックを行い、それらをもとに修正を重ねました。その後、実際の業務で使用する設計CADの操作のレクチャーを行い、手書きの図面からCADデータに起こす作業を体験していただきました。
その体験をもとに、実際に弊社で手掛けた道路整備事業における横断図を作っていただきました。ケーススタディとはまた違った条件下での作業でしたので、少し難易度が高かったかもしれませんが、自分で作った図面と現地を確認しながら設計業務のイメージを持っていただきました。土木設計全般に対する考え方について理解を深めていただけたようでした。
《測量・調査分野》
担当社員の指導の下、県内の区画整理事業地内の生活道路で、防犯目的の照明灯設置計画の策定に必要な調査を実施しました。顧客との打ち合わせで決定した調査箇所をまわってデータ収集をし、帰社後にはデータ整理まで行っていただきました。
翌日には、土地の最も基本的な情報である「地籍」を明らかにするための測量や調査を、担当社員の指導の下で実施いたしました。足元の悪い現地もありましたが、担当社員と協力して確実な調査を行っていただきました。現地作業終了後には、偶然お会いした顧客担当者様とコミュニケーションをとる場面もありました。
測量や調査の仕事は、まちづくりを進めるうえでのベースであり最も重要となる“まち”の「基本情報」を調べる仕事です。お二人は土木・測量を専攻しているということもあり、現地作業の体験をとおして、まちの現状を正しく知ることの重要性をより深く理解いただけたことと思います。また、担当社員の指導を受けながら現場で作業を遂行することで、社会で働くイメージを持っていただける有意義な機会となったことと思います。
《今後の予定》
オープン・カンパニー(会社見学)や仕事体験について、個別で随時受け付けております。受付は問い合わせフォームからどうぞ。
「まちづくりや建設コンサルタントの業界に興味のある方」「茨城で働くことに興味のある方」「弊社に興味のある方」など、興味関心がある方とお会いできることを楽しみにしております!